ドローンで空撮!購入前のチェックポイントは?

ドローンは200g以下の小型モデルなら、指定外区域(国の重要な施設以外の場所)であれば飛ばすことができます。
しかし、購入前にある程度の知識がなければ、目的に合ったモデルを見つけるのはむずかしく、最新機種を購入しても機能と価格に見合わない使い方しかできないことも。
そこで今回は、初心者にもおすすめの「選び方」から「人気ランキング」をまとめました。チェックポイントを確認し、本格的なドローンの空撮にトライしてみましょう。
ドローンの選び方
まずは、ドローンの選び方について
- 種類を知る
- 大手メーカーを知る
- 機能にこだわる
以上の3つのポイントを見てみましょう。
①種類
トイドローン:初心者にも楽しめる!手軽に飛ばしたい方に

「トイドローン」はこれといった定義があるわけではありませんが、一般的に200g以下の重量・1~3万円くらいの価格のモデルが多い傾向にあります。
空港周辺または一定の高度を越えなければ、自宅の敷地や飛行練習場などで飛ばすことができるため、性能の高さより手軽さを重視したい方におすすめです。
また、手軽さや言葉のイメージから「子供向け」「キッズ向け」といった印象を与えますが、大人が趣味として楽しめるレベルのトイドローンも多数販売されているためチェックしてみましょう。
空撮ドローン:高画質な映像が撮れる!映像制作などにおすすめ

「空撮ドローン」は200g以上の重量・高性能カメラ搭載・通信距離が長いものが多く、遠くから広大な景色を撮りたい方におすすめです。
販売価格は高額ではありますが、フルHD画質などの高画質な映像を撮ることができるモデルも人気があり、映像制作用としても最適です。
ただし、200gを超えるドローンを飛行させる際には「航空法」が適用されるため、事前に国土交通省の許可または飛行ルールなどを確認する必要があります。
産業用ドローン:農業や建設業などの分野で活用

「産業用」ドローンはその名のとおり、農業や建設業などの分野で活躍するドローンです。上空から農薬を散布したり、人が侵入できないような場所を撮影したり、点検や測量目的としても使われています。
後継者不足・人手不足ともいわれる現在の農業において、ドローンの導入は有力な手段としてますます活躍の場が広がっています。
②三大メーカー
本格的・高機能なモデルが欲しい方、せっかく購入するなら良いものを購入したいと思う方は、ドローンの三大メーカーをチェックしましょう。
DJI(ディージェイアイ): ドローン業界最大手メーカー
「DJI」は、 中国に拠点を構えるドローン業界最大手メーカーです。娯楽目的~プロまで幅広く支持されています。
低価格モデルや超軽量モデル、飛行操作に自信がない方にも簡単にベストショットを撮ることができるモデルまで、さまざまな人気商品が製造・販売されています。
Parrot(パロット): 4KHDR動画撮影に対応した「ANAFI」が人気
「Parrot」は、フランスに拠点を構える大手メーカーです。スマートフォンやタブレットに対応した製品や、車載関係の製品を扱っています。
初心者にも楽しめるリーズナブルなモデルから、本格的な上級者モデルまでラインナップが充実しています。
中でも4KHDR(←4K環境にHDRを組み合わせたもの。従来の方式に比べて色彩や輝度をより広範囲で表現できる技術)動画撮影に対応した「ANAFI」が人気があります。
3D Robotics:スマートフォン操作可能モデルの開発に世界で初めて成功したメーカー
「3D Robotics」は、アメリカに拠点を構える大手メーカーで「3DR」として略されています。2012年に設立したばかりですが、知名度や人気はDJIに匹敵すると言われるほどの実力派。
空撮においては最強とまで言われるスマートドローン「Solo」は、高性能モデルとしてとても人気があります。
③機能にこだわる
機能にこだわることで、よりドローンを楽しむことができるようになります。
「そんな機能が搭載されてるなら、別のモデルを購入すれば良かった…」などと後悔しないよう、目を通しておくと安心です。
カメラ機能:カメラ機能が付いていないモデルもあるため注意

「ドローン=すべてのモデルにカメラが付いている」と思い、よく確認をせずにネットショッピングから購入する方もいます。
もちろん、カメラの付いていないモデルもとても人気がありますが、カメラ付きモデルをお探しの方は必ずカメラの有無を確認をしてから購入するようにしましょう。
自動追尾機能:被写体を追いかけながら飛行する
「自動追尾機能」はその名のとおり、走行しているロードバイクや走っている人などを後方上空から追尾し、一定の距離を保ちながら被写体を撮影してくれる機能です。
機体に搭載されているセンサーが障害物などを感知するため、ぶつかったり落下するなどのトラブルを軽減させつつ、ドローンならではのダイナミックな映像を撮ることができます。
スマートフォン接続機能:直観的な操作が可能に!
ドローンの中には、Wi-fiやBluetoothを使ってスマートフォンと接続させて操作できるモデルも販売されています。日頃使っているスマホをコントローラーとして使うことによって、直観的な操作が可能になります。
さらにスマートフォンでドローンで撮影している映像を映し出すことができるため、リアルタイムで臨場感あふれる映像を楽しむことができます。超小型のトイドローンであれば室内で飛ばして探索することができるため、子供と一緒に遊べるドローンを探している方におすすめです。
GPS機能:ホバリング(静止)・自動帰還が可能!
「GPS機能」は宇宙にあるGPS衛星から信号をキャッチすることで、地球上のどこにいるかを位置情報として把握することができる機能です。
そのため、山の奥などのGPSを受信しにくい場所で飛行させた場合、衝突や落下、見失ってしまうなどのリスクはありますが、この機能が搭載されたドローンであれば簡単に空中でホバリング(静止)することができるため、静止画の撮影などにとても便利です。
また、撮影に夢中になってドローンを見失った場合や 障害物などによって操縦機からの電波が届かなくなった際に指定した場所まで自動帰還するため、GPS機能の有無はチェックしておくと良いでしょう。
FPV機能:臨場感ある一人称視点を楽しむことができる!
「FPV機能」は「ファースト・パーソン・ビュー」の略で、HMD(ヘッドマウントディスプレイ/頭部に装着するディスプレイ装置のこと)に送信された映像を見ながら操作することができる機能です。(※HMDは別売りの場合が多いです)
リアルタイムで飛行映像を確認することができるため、ドローンならではの臨場感あふれる映像を楽しむことができます。また、ドローンレースではFPVでの操縦が必要になるため、ドローンレースに参加したい方にもおすすめです。
ドローン人気おすすめランキング5選
第5位 【国内正規品】Parrot ANAFI 没入型コックピットグラス+4KHDRカメラ搭載
参考価格:amazon(95,951 円)
本体重量約315g、最大飛行時間約26分、大手メーカー「Parrot」から製造・販売されている人気機能がすべて搭載された高画質・本格派のドローンです。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ/頭部に装着するディスプレイ装置)がセットになっているため、届いたその日から鳥になったかのような飛行映像・臨場感を楽しむことができます。
難点を挙げるとするならば 衝突回避機能が搭載されていないこと。高価な商品なので、障害物があるような場所ではなく、広々とした障害物のないスペースで飛ばすことがおすすめです。
充電はUSBケーブル対応+モバイルバッテリーを使った充電も可。ドローンを思い切り楽しみたい方におすすめのモデルです。
本体重量 | 約315g |
最大飛行時間 | 約25分 |
カメラの有無 | 有 |
自動追尾機能 | 有 |
スマホ接続機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
FPV機能 | 有 |
第4位 SNAPTAIN ドローン カメラ付き 国内認証済み
参考価格:amazon(7,899円)
本体重量165g、最大飛行時間約18分 (バッテリーを2個使用した時間)の人気のドローンです。
低速・中速・高速の三段階スピード調整機能や、ワンキーリターン機能(自動帰還)が搭載されており、ホバリングも安定しているため初めての方にも使いやすいモデルです。
さらにFPV機能が搭載されているため、別売りのVRヘッドセットを使うことで、臨場感ある一人称視点を楽しむこともできます。手軽に遊べて、且つ操縦しやすいドローンをお探しの方におすすめです。
本体重量 | 165g |
最大飛行時間 | 約18分 ※バッテリー2個使用した時間 |
カメラの有無 | 有 |
自動追尾機能 | – |
スマホ接続機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
FPV機能 | 有 |
第3位 Holy Stone ドローン カメラ付き 国内認証済み
参考価格:amazon( 5,599円 )
本体重量わずか46gの人気小型ドローンです。小型ながらも低速・中速・高速の三段階スピード調節機能やプロペラガードが付いている優れもの。ただし、SDカードの保存はできないため、動画や静止画はすべてスマホに保存になります。
弱点は、電波状況が悪い場合、動画がコマ飛びになってしまう可能性があること。しかし、ワンキーリターン機能(自動帰還)付き+室内飛行可能モデルであるため、初心者にもチャレンジしやすく、子供と一緒に楽しみたい方にもおすすめの一品です。
本体重量 | 46g |
最大飛行時間 | 約22分 ※バッテリー2個使用した時間 |
カメラの有無 | 有 |
自動追尾機能 | – |
スマホ接続機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
FPV機能 | 有 |
第2位 ドローン カメラ付き【正規代理店】Holy Stone 国内認証済み
参考価格:amazon(19,990円)
本体重量198g(スマホくらいの重さ)、最大飛行時間は約32分(バッテリー2個使用した場合)、大手メーカーに引けを取らない機能性の高さを持った人気のドローンです。
カメラの画質や安定性はどうしても価格なりではありますが、空港周辺または一定の高度を越えなければ、自宅の敷地や飛行練習場などで飛ばすことができるため、いつでも気軽に遊ぶことができます。
また、人気機能のほとんどが搭載されているため、長期にわたって思い切り楽しむことができます。さまざまなシーンでも活躍する使い勝手のよい一台です。
本体重量 | 198g |
最大飛行時間 | 約32分 ※バッテリー2個使用した時間 |
カメラの有無 | 有 |
自動追尾機能 | 有 |
スマホ接続機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
FPV機能 | 有 |
第1位 【DJI公式】Mavic Mini fly moreコンボ
参考価格:amazon ( 59,400円 )
本体重量が199g(スマホくらいの重さ)、最大飛行時間は約32分(バッテリー2個使用した場合)、ドローン業界最大手メーカー「DJI」から販売されている大人気のドローンです。
こちらのモデルは、ホバリング(静止)も安定しており自動帰還機能も搭載されているため、初心者にも使いやすいのが特徴です。専用アプリを使うだけで、高度な動画編集技術がなくてもSNS映えする動画をつくることができます。
また、空港周辺または一定の高度を越えなければ、 自宅の敷地・飛行練習場などいつでも気軽に飛ばすことができるため、気軽にドローンを飛ばしたい方やおしゃれな映像を撮影したい方におすすめです。
本体重量 | 199g |
最大飛行時間 | 約32分 ※バッテリー2個使用した時間 |
カメラの有無 | 有 |
自動追尾機能 | – |
スマホ接続機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
FPV機能 | 有 |
まとめ
ドローンを購入する際は、
- 種類を知る
- 三大メーカーを知る
- 候補の中から気になる機能が搭載されているモデルを選ぶ
以上の方法で探すことで、より失敗しにくくなります。
高画質映像・高機能モデルにチャレンジしたい方は、本体価格が高額になってしまうことが考えられるため、あらかじめ絶対に外せない機能をよくチェックして選んでみましょう。
大好きなモデルを見つけて、思い切りドローンを楽しんでくださいね。